請願

 

第196回国会 請願の要旨

新件番号 2466 件名 学童保育(放課後児童健全育成事業)の「従うべき基準」を堅持することに関する請願
要旨  学童保育(放課後児童クラブ)は、就労等の理由により家庭に保護者のいない子供が放課後及び学校休業日に安全に安心して生活できる毎日の生活の場である。共働き・一人親家庭等の増加の下、子供の生活や育つ環境が厳しくなっている中で、子供が安全に安心して生活できること、子供の成長・発達を支え励まし、保護者と連携を図りながら子育てをする施設である学童保育に対する期待に応えることが必要である。省令「放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準」では、「従うべき基準」として、放課後児童支援員という資格を持った指導員を原則二名以上配置することが示されている。しかし、この「従うべき基準」の廃止又は参酌化の議論が進められようとしている。「従うべき基準」が廃止又は参酌化されることになれば、子供たちの保育に当たる上で必要な専門的な知識及び技能を有した放課後児童支援員を全く配置しないことも起こり得る。ともすれば、資格のない大人がたった一人で子供たちの保育に当たることも起こり得る。これでは、子供たちに安全で安心できる毎日の生活の場を保障することはできない。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、子供の命と安全を守る上で欠かせない「学童保育の「全国的な一定水準の質」」を確保するために、「従うべき基準」を堅持すること。

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