請願

 

第196回国会 請願の要旨

新件番号 1928 件名 核兵器禁止条約を批准し、核兵器廃絶を求めることに関する請願
要旨  去年七月、国連本部において世界初の核兵器禁止条約が百二十二か国と地域の賛成によって採択された。参加した日本の被爆者たちは、被爆の惨状と人道主義を訴え、条約の早期採択に大きく貢献した。にもかかわらず、日本政府は、核保有大国である米露中英仏に追随し、これに反対する態度を取っている。この条約は、採択されたにもかかわらず現在未発効状態である。批准する国が五十か国に達してから九十日経過しないと核兵器禁止条約は発効されないからである。日本政府は、批准どころか賛成投票もしていない。日本政府は、世界で唯一の戦争被爆国として自国の役割を自覚すべきである。これ以上の矛盾をやめて、国民と一体となって非核三原則を貫き、核兵器禁止条約の発効を目指し、日本政府が率先して批准し、世界の核廃絶をリードするべきである。北朝鮮の脅威があるから核を持つのでなく、全ての国が核兵器を一掃することで、世界が自滅する根源を取り除くことこそが、唯一人類に残された平和への道である。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、国連総会で採択された「核兵器禁止条約」に積極的に参加し批准すること。

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