請願

 

第196回国会 請願の要旨

新件番号 853 件名 大幅な福祉職員の増員・賃金の引上げに関する請願
要旨  今、福祉職場では人手不足が原因で長時間・過密労働が深刻な問題となり、労働者の健康が脅かされている。また、全産業平均より月十万円も低い賃金格差は、政府の処遇改善施策では解消できていない。その上、人材確保を口実に必要な職員数を資格のない人やボランティアで満たす施策が進められている。このままでは、専門性に見合う賃金・労働条件は保障されず、福祉労働者が働き続けることはできない。その結果、利用者や保護者を始め全ての国民が望んでいる安心できる福祉が実現できない事態となる。こうした事態を改善させるために、憲法第二十五条に基づいて国の責任で国庫負担を増やし、大幅に福祉職員を増員し、賃金を抜本的に引き上げることを強く求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、職員を大幅に増やし、利用者の安全・安心が保障され、職員の生活も守れる福祉職場にすること。
二、賃金を大幅に引き上げ、処遇を抜本的に改善すること。

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