請願

 

第196回国会 請願の要旨

新件番号 379 件名 社会保障費大幅削減中止、保育、医療、介護、年金などの拡充に関する請願
要旨  医療、介護、年金、生活保護など社会保障の連続大改悪による負担増が女性・国民の生活を直撃している。また、保育所、学童保育の待機児童問題も深刻である。しかし、安倍政権は、五年連続増額で五兆円を超える過去最大の軍事費を計上する一方で、社会保障関係費の伸び(自然増分)を二〇一六~二〇一八年度まで一兆五千億円に徹底削減を掲げ、二〇一七年度も五千億円に抑え込んだ。今こそ、憲法第二十五条が定めた国民の生存権を保障する国の義務を順守すべきである。社会保障費の大幅な削減の中止、保育、医療、介護、年金などの拡充を求める。
 ついては、次の措置を採られたい。

一、保育予算の増額で公的認可保育所の増設を図ること。規制緩和は行わず、保育の質を確保すること。
二、子供医療費助成に対する国民健康保険の国庫負担の減額調整(ペナルティー)を無条件に廃止すること。
三、国保料(税)引下げへ国庫負担を増やすこと。後期高齢者医療制度の低所得者への軽減措置を当面急ぎ復活し、後期高齢者医療制度は廃止すること。
四、大幅な病床削減や負担増による患者追い出しをやめること。
五、介護保険の軽度者外しをやめ、希望する人が支援を受けられるようにすること。利用料の負担増をやめること。介護報酬の引下げをやめ、特養ホームを大幅に増設すること。
六、年金給付削減を中止し、保険料の引上げや支給開始年齢の先延ばしをしないこと。
七、生活保護基準の引下げを中止し、制度改悪をやめること。
八、障害者権利条約批准国にふさわしい障害者・難病施策を行うこと。

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