請願

 

第195回国会 請願の要旨

新件番号 472 件名 東京・横田基地へのCV22オスプレイ配備計画の撤回、普天間基地のMV22オスプレイの飛行中止に関する請願
要旨  米海兵隊のMV22オスプレイが二〇一六年十二月十三日夜、沖縄県名護市安部集落の沿岸に墜落、大破した。また、同日、別のオスプレイ一機が普天間基地に胴体着陸した。一日に二機のオスプレイが事故を起こすという重大事態が発生した。墜落現場は集落から約五百メートルの距離で、大惨事になるところであった。オスプレイは一九九一年以降、今回の事故を含め十回もの重大事故を起こし、死者は分かるだけで四十一名になり、負傷者も多数出ている。今回の事故によって、オスプレイには構造的な欠陥があり、いかに危険であるかが明確になった。政府・防衛省、沖縄県は原因究明がなされるまで飛行しないよう要請していたが、米軍は原因究明もせずに事故後僅か六日で飛行再開を日本政府に通知し、日本政府は「理解できる」と飛行再開を認め、年明けの一月六日には空中給油訓練の再開も認めた。原因究明、運用の安全が確認されないまま訓練再開を許す日本政府の姿勢は、国民を愚弄するものである。このまま飛行を続ければ、いつ日本国民の頭上に落ちてくるか分からない。横田基地周辺三キロメートル圏内には小・中・高校など三十校もあり、周辺には五十一万人が暮らしている。緊急事態でも回避できる場所はない。普天間基地配備のMV22オスプレイ以上に事故率の高い特殊作戦機CV22オスプレイを横田基地に配備し、首都圏を始め日本全国で夜間低空飛行訓練をさせることなど絶対に認められない。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、東京・横田基地への特殊作戦機CV22オスプレイ配備計画を撤回すること。
二、普天間基地のMV22オスプレイの飛行を中止すること。

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