請願

 

第195回国会 請願の要旨

新件番号 154 件名 社会保障制度に関する請願
要旨  我が国は、世界に先駆け超高齢社会・人口減少社会となったが、長生きして良かったと実感できる活力ある社会の実現が急務となっている。
 ついては、誰もが安心できる社会保障制度の構築を求めるとともに、公平で自助努力が報われる社会こそが超高齢社会では特に必要であるとの認識の下、次の事項について実現を図られたい。

一、現役世代の手取り賃金に対して、公的年金に関するモデル年金額の給付水準の比較(所得代替率)は、現役世代と同様に各種保険料等を年金額から控除したものに早急に改めること。
二、将来の年金給付財源を確保し、年金制度の持続可能性を高めるには、高齢者の年金減額によるのではなく、安定した雇用と着実な経済成長による税収及び保険料収入の増加等を図り行うこと。
三、超高齢社会・人口減少社会で、高齢者が現役世代と共に職場の担い手となる、六十五歳定年制の実現及び六十五歳未満の在職老齢年金制度の改善を積極的に推進すること。
四、女性が働きやすい環境を整えるため、育児休業制度の充実、子育てに伴う家計負担の軽減策及び社会全体が子育て支援に積極的に参画する方策等を講じること。
五、高齢者の年金は、国の経済特に地方経済を下支えしている現状に配慮し、更なる年金減額は避けること。
六、社会保障改革(特に年金・医療・介護)に当たっては、年金生活者の負担が過重にならないよう特段の配慮をすること。

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