請願

 

第193回国会 請願の要旨

新件番号 2168 件名 マッサージ診療報酬の適正化に関する請願
要旨  マッサージ師が病院等で消炎鎮痛等を目的に行うマッサージ療法には医療保険において診療報酬が算定されている。この診療報酬(保険点数)は、人件費等に相当するものであるが、何か所施術しても三十五点(三百五十円)と不当に低く、しかも一九八三年から三十年以上も据え置かれている。この影響等により、病院等に勤務するマッサージ師の数は、この二十数年間で三分の一にまで激減し、マッサージ療法に対する需要にも対応できない状況にある。加えて、多くがマッサージ師として就労している視覚障害者の雇用にも深刻な影響を及ぼしている。身近な医療機関で安心してマッサージ療法が受けられるためにはマッサージ師の雇用が確保されることが必要であり、そのためにはマッサージ療法の診療報酬が適正に引き上げられることが不可欠である。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、「マッサージ療法」の診療報酬を、療養費制度におけるマッサージ施術と同様に、部位別に加算算定するとともに適正に引き上げること。

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