請願

 

第193回国会 請願の要旨

新件番号 426 件名 社会保障費大幅削減中止、保育、医療、介護、年金などの拡充に関する請願
要旨  消費税増税とアベノミクスによる雇用・経済が悪化する中、医療、介護、年金、生活保護など社会保障の改悪による負担増が女性・国民の生活を直撃している。戦争する国づくりへ突き進む安倍政権は、五兆円を超える過去最大の軍事費を計上している。その一方で、一億総活躍社会、介護離職ゼロを宣伝しながら、社会保障関係費の伸び(自然増分)を毎年三千億円~五千億円も徹底削減する方針を打ち出し、社会保障制度を壊そうとしている。今こそ憲法第二十五条の国民の生存権を保障する義務を国が順守すべきである。社会保障費の大幅な削減の中止、保育、医療、介護、年金などの拡充を求める。
 ついては、次の措置を採られたい。

一、社会保障費の年間三千~五千億円の削減計画を中止し、拡充すること。
二、保育予算の増額で公的認可保育所の増設を図ること。保育士や学童指導員の規制の緩和は行わないこと。
三、公的年金の株運用、年金給付削減を中止し、保険料の引上げや支給開始年齢の先延ばしをしないこと。
四、大幅な病床削減や負担増による患者追い出しをやめること。
五、国保料(税)を引き下げること。低所得者の負担軽減を進めるとともに後期高齢者医療制度は廃止すること。
六、介護保険の利用を制限し、負担を押し付ける改悪は中止・撤回すること。介護職員の待遇を改善すること。
七、生活保護基準の引下げを中止し、制度改悪をやめること。
八、障害者権利条約批准国にふさわしい障害者・難病施策を行うこと。

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