請願

 

第192回国会 請願の要旨

新件番号 1062 件名 安保法制(戦争法)の即時廃止に関する請願
要旨  安倍政権は、二〇一五年九月、国民世論に背き、日本国憲法第九条に反する安保法案(戦争法)を強行成立させた。そして、戦争法の発動と憲法改正論議を進めようとしている。また、PKO(国連平和維持活動)への自衛隊派遣をめぐって、安保法制に基づく任務が追加され、その遂行のために武器使用の権限強化が実行されようとしている。安倍首相が改憲案のベースとしている自民党憲法改正草案は、立憲主義を否定し、国民主権を国家主義に変え、憲法第九条を改定して国防軍を創設して集団的自衛権を行使して戦争する国にし、基本的人権を制限するものである。戦争法の成立後も、戦争する国づくりへの反対、立憲主義を回復し、個人の尊厳を守る政治の実現を求めて、多くの人々が声を上げ、行動している。日本の若者が海外の戦争に巻き込まれ、殺し、殺されることにつながる安保法制の発動を容認するわけにはいかない。今、中小業者・国民の多くが望んでいるのは、安心して暮らし、営業することができる社会である。日本国憲法の国民主権、平和主義、個人の尊厳という基本理念が守りいかされる社会の実現こそ、貧困や格差、戦争をなくし、国際平和へ大きく貢献できる唯一の道である。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、「安保法制」(戦争法)を即時廃止すること。

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