請願

 

第192回国会 請願の要旨

新件番号 1013 件名 国の責任でお金の心配なく誰もが必要な医療・介護を受けられるようにすることに関する請願
要旨  「保険料が高過ぎる」「窓口負担や介護利用料が高くて利用できない」「必要な医療機関や介護事業所がない」「病院(介護施設)から早く退院(退所)するよう言われて困っている」など、医療・介護の充実を求める声が広がっている。しかし、後期高齢者の医療費窓口負担を二割にすることや保険料特例措置の廃止、介護保険の利用料を二割負担にすること、介護保険の対象から要介護一と二を外すことや福祉用具は全額自己負担にすること、入院時の食費と居住費の引上げなどが検討されており、もし実施されると患者・利用者は深刻な事態になる。国は、憲法をいかして全ての人に安心の医療・介護を保障することが必要である。それこそが政治が果たすべき本来の役割である。
 ついては、次の措置を採られたい。

一、保険料や自己負担を増やす計画をやめて国庫負担を増額し、医療・介護の保険料と自己負担を引き下げること。
二、公的保険の範囲を狭めることなく、全ての人に安全・安心の医療・介護を保障すること。
三、どこでも必要な医療や介護・福祉が受けられるように、入院・入所を制限せず、医療機関や介護・福祉施設を確保すること。
四、医師・看護師・介護職を増やして、医療・介護現場の労働条件の改善を図ること。

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