請願

 

第192回国会 請願の要旨

新件番号 271 件名 子育てを重視する母親の希望を尊重する家族政策を実現することに関する請願
要旨  政府は、女性の活躍を促すという名目で、ゼロ歳児から保育園に預けて母親が働くことを推進する政策を打ち出している。しかし、各種調査によれば、女性の八割が子供が三歳になるまでは子育てに専念したいと願っている。また、子供の健全な発達のためには乳幼児教育が重要だと指摘されている(教育再生会議「第二次報告」)。そもそも、家庭での家事、子育てや介護は、立派な労働である。そうした家庭内労働の対価として配偶者控除が設けられてきたが、政府はこの配偶者控除の廃止を検討していると報じられている。これは、家庭での家事や子育ての意義を軽視するものであり、断じて認めることができない。現下日本の課題である少子化を克服するためには、母親が家庭で安心して子育てに専念できる環境を整備するとともに、子供が多いほど経済的に優遇される世帯単位課税を導入すべきである。
 ついては、家族を尊重し、家庭での育児を重視する立場から、次の事項について実現を図られたい。

一、乳幼児の子育てに母親が安心して専念できる方向で子育て支援体制を構築すること。

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