請願

 

第190回国会 請願の要旨

新件番号 3465 件名 成田空港の騒音対策に関する請願
要旨  成田空港の航路変更がなされたが、同意手続が不十分で、住民に十分な説明がなされないまま今日に及んでいる。住民として、(一)今後、住民と自治体と航空会社との間に協議会を設置すること(二)住民調査団として、騒音被害の実情、落下物の被害調査等の救済対策に当たる第三者組織を立ち上げること(三)空港騒音等についての学者、研究者の自主参加を要請し、研究調査、政策方針の立案についての協力を得ること(四)成田市所在の成田山新勝寺上空飛行の禁止について、国、地方自治体、航空会社に対し、永久にこの措置を順守することを強く求める。その状況としては、最近、成田空港の利用増大に伴い、騒音公害も増大している。その理由は、四者協議会(国、千葉県、空港周辺九市町、NAA)による会議の内容が成田空港の増便対策に重点が置かれ、第三滑走路の建設、空港用地の拡大のみが検討されて、住民に周知されず空港の航路変更が行われたことである。さらに、増便対策の一環として飛行時間の現行規制(夜間十一時から翌朝六時まで)の時間延長を政府、航空会社関係者が公然と発言する状況がある。二〇〇一年から二〇一六年にかけて延べ四回の四者協議会が開かれ、これらの問題が正式な議題として取り上げられてきた。しかし、根本的な問題として、この協議会には空港関係地域の住民団体、住民代表、公平な立場に立つ学識経験者、専門家が参加していない不公正な協議会となっていることがある。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。(資料添付)

一、成田空港の航路変更に伴う騒音対策に対し、住民の意見を聞き万全を期すこと。

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