憲法違反の安保法の適用・運用に反対し、その廃止を強く求めることに関する請願：請願の要旨：参議院

新件番号	3427	件名	憲法違反の安保法の適用・運用に反対し、その廃止を強く求めることに関する請願
要旨	衆議院は二〇一五年七月、参議院は同年九月、平和安全法制整備法及び国際平和支援法（以下「安保法」という。）の採決を強行した。政府は、二〇一四年七月、憲法解釈の変更による集団的自衛権行使の容認、後方支援の拡大、海外での武器使用の拡大等を内容とする閣議決定を行ったが、安保法は、この閣議決定を受け国会に提出・審議され採決に至ったものである。安保法の内容は、日本が武力攻撃を受けていないにもかかわらず、他国に対する武力を認める集団的自衛権の行使を認めたことに加え、後方支援や武器使用の拡大等により自衛隊が海外において武力の行使に至る危険性を高めるものとなっている。これらの点で、安保法は、憲法第九条に違反しており、憲法に拘束される政府が閣議によりこの法案を決定したこと、同じく憲法に拘束される国会議員により構成された国会が立法化したことは、いずれも立憲主義に根本から違反する。　ついては、次の事項について実現を図られたい。一、憲法違反の安保法の適用・運用に反対し、その廃止をすること。