請願

 

第190回国会 請願の要旨

新件番号 3147 件名 軽度者切捨て・負担増の介護保険制度改悪を中止し、安心できる介護保障を求めることに関する請願
要旨  介護難民、介護離職、介護殺人・介護心中と、今や高齢者介護は危機に瀕(ひん)している。政府は、要支援者サービスの見直しなどの制度改悪に続き、次期改定では軽度者(要介護一、二)のサービスの切捨て、二割負担の拡大など更に大幅な改悪を検討している。一方で、介護離職ゼロと称した施策が出されているが、実効あるものはない。要支援者サービスの総合事業移行では、早くも基準緩和・報酬切下げが続出している。介護人材不足と二〇一五年度報酬引下げで介護事業所は縮小・撤退が相次いでおり、このままでは地域の介護基盤は崩壊しかねない。制度改悪を中止し、安心の老後のための介護保障を強く求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、軽度者サービス切捨てと負担増の制度改悪の検討を中止し、介護報酬を改善し、介護労働者の賃金・労働要件を抜本的に改善すること。
二、国庫負担を引き上げ、利用料と介護保険料を軽減すること。
三、介護難民をなくし、介護離職を防止するため施設整備を始め地域の介護基盤を整備すること。
四、要支援サービスの新総合事業移行は、現行サービスの利用を保障し、自治体に十分な財源保障を行うこと。

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