請願

 

第190回国会 請願の要旨

新件番号 3079 件名 原発事故未収束の明確化、政府の責任による事故収束作業の実施等に関する請願
要旨  福島原発では、高濃度放射能を含む汚染水が地上タンクから漏れ出し、海に流出するなど深刻な事態が広がっている。原発事故は、収束しておらず、現在も危機的状況にある。しかし、この間の東京電力の場当たり的な危機管理では安全・安心は保障されない。政府が全責任を持ち事故収束に対応することが必要である。また、福島県民は、いまだに約十万人が避難生活を送り、全ての県民が放射線被害や将来への不安などを抱えながら生活を続けている。福島県民は住まいや生業の再建、徹底した除染、完全賠償、子供・県民の健康管理、福島原発の全基廃炉などを強く求めているが、国も東京電力もこれまで行ってきた不十分な支援や賠償さえも一方的に打ち切る動きを強めている。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、政府は原発事故がいまだ収束していないことを明確にし、政府の全責任で、汚染水対策など原発の事故収束作業を行うこと。
二、県内の原発十基全てを廃炉にすること。また全国全ての原発を再稼働せず、原発ゼロを直ちに決断すること。

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