請願

 

第190回国会 請願の要旨

新件番号 2481 件名 原発事故被害者の健康調査、除染作業の徹底等に関する請願
要旨  東日本大震災と東電福島第一原発事故から五年、復興は遅々として進まず、今なお約十七万八千人が避難生活を余儀なくされ、震災関連死は三千四百七人に上る。復興集中期間の五年を契機として被災地への支援を縮小させず、未曽有の大震災の復興にふさわしい予算を継続し、生活再建最優先の対策が進むことを被災者はもちろん多くの国民が望んでいる。また、全国各地で予想される大地震や災害に備えた対策の充実も急がれる。
 ついては、災害によって生存権が危機に瀕(ひん)したときにこそ人間らしい最低限の生活が保障されるよう、次の事項について実現を図られたい。

一、原発事故の放射能被害から福島を始め子供たちの健康を守るため、健康調査の継続、十八歳以下の医療費無料化を国の制度で行うこと。
二、原発事故の迅速かつ徹底した除染作業を行うこと。国直轄の除染作業をめぐる「賃金のピンハネ」、原発や除染作業員の安全確保などの問題を、国の責任で是正すること。
三、モニタリングポストの撤去、移動を合意なしに行わず、必要なところには新設すること。

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