請願

 

第190回国会 請願の要旨

新件番号 744 件名 原発再稼働をやめ、再生可能エネルギー中心の社会へ転換することに関する請願
要旨  政府は、エネルギー基本計画で原発を重要なベースロード電源と位置付け、再稼働に向けた動きを強めている。二〇三〇年のエネルギー比率でも原発については新増設するか原則四十年の運転期間を延長しなければ実現しない比率が提示されるなど、政府は、福島第一原発事故後も依然として原発依存政策を続けようとしている。日本では、原発の使用済核燃料再処理の見通しが立たず、再稼働により放射性廃棄物はたまるばかりである。地震大国日本における原発の危険性、被害の重大さ深刻さは、福島第一原発事故で実証済みである。世論は、原子力規制委員会が安全と認めても再稼働には反対が多数である。日本の再生可能エネルギーの比率は、諸外国と比較しても立ち後れた水準にある。再生可能エネルギーは、地球温暖化対策の観点からも普及が求められており、目標を抜本的に引き上げるべきである。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、原発の再稼働・新増設をやめ、直ちに「原発ゼロ」を実現すること。
二、原発からの撤退を決断し、再生可能エネルギー中心の社会に転換すること。

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