請願

 

第190回国会 請願の要旨

新件番号 624 件名 社会保障費大幅削減中止、保育、医療、介護、年金などの拡充に関する請願
要旨  安倍政権は、海外で戦争する国を目指し、一機百億円のオスプレイ購入など五兆円もの大軍拡を進めている。一方、税と社会保障の一体改革のプログラム法に基づき、二〇二〇年までに社会保障を歳出改革の重点分野と位置付け、社会保障関係費の伸び(自然増分)を年間三千~五千億円も徹底削減する方針を打ち出している。消費税八%への増税で暮らしが悪化している中、医療、介護、年金、生活保護などあらゆる社会保障の改悪による負担増が女性・国民の生活を直撃している。憲法第二十五条の国民の生存権を保障する義務を国が順守するよう求める。
 ついては、次の措置を採られたい。

一、社会保障費の年間三千~五千億円もの削減計画を中止し、拡充すること。
二、保育予算の増額で公的認可保育所の増設を図ること。
三、年金情報流出問題を徹底解明すること。
四、大幅な病床削減や負担増による患者追い出しをやめること。
五、国保料(税)を引き下げること。七十~七十四歳の医療費窓口負担二割をやめること。当面、低所得者への軽減措置を復活するとともに後期高齢者医療制度は廃止すること。
六、介護保険「要支援者」の家事援助・デイサービス切捨て、利用料二割負担をやめること。特養ホームの入所基準制限(要介護三以上)、介護報酬引下げをやめ、希望者が入れるよう増設すること。
七、生活保護基準の引下げをやめ、制度改悪をやめること。
八、年金給付削減を中止し、保険料の引上げや支給開始年齢の先延ばしをしないこと。
九、障害者権利条約批准国にふさわしい障害者・難病施策を行うこと。

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