請願

 

第190回国会 請願の要旨

新件番号 556 件名 教育費負担の大幅軽減に関する請願
要旨  安倍政権は、海外で戦争する国、世界で一番企業が活動しやすい国を目指し、その人材づくりに教育を利用し、全国一斉学力テストや道徳の教科化を始め教育への政治支配を強めている。子供の貧困率が過去最悪となる中、安倍政権は、高校授業料無償化の後退、高額な教育費負担、奨学金という名の借金で若者を苦しめている。しかも、奨学金延滞者を防衛省が勧誘する経済的徴兵制も狙っている。世界の常識は、学費は無償、奨学金は給付である。憲法第二十六条の等しく教育を受ける権利を保障するためにも、教育予算を大幅に増額し、教育費負担を大幅に軽減するよう求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、国の責任で小中高校の三十人学級を目指し、当面小学校全学年の三十五人学級を直ちに実施すること。
二、過度な競争をあおる全国一斉学力テストを中止すること。全小中学校にスクールカウンセラーを配置すること。
三、特別支援学校・学級の設置基準を設け、改善を図るとともに、教員定数を増やし、行き届いた教育を行うこと。
四、全ての小中学校で、自校方式の学校給食を実施すること。
五、給食費、教材費を含め義務教育を無償にすること。就学援助制度の準要保護の国庫補助を復活し、拡充すること。
六、所得制限をなくし、公立高校授業料無償を復活すること。私立高校等の就学支援金制度を拡充すること。
七、国公立大学の授業料を引き下げること。私立大学の授業料減免への支援策を拡大すること。
八、奨学金は全て無利子にすること。返済不要の給付制奨学金制度を早急に創設すること。
九、学校への緊急地震速報受信システム設置を急ぎ、防災教育を徹底すること。

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