請願

 

第190回国会 請願の要旨

新件番号 294 件名 大学の学費連続値上げ反対に関する請願
要旨  安倍政権は、国立大学の学費を今後十五年間上げ続けようとしている。これは、私立大学にも波及し、国立・公立・私立の学費値上げの連鎖が引き起こされる。学生にも国民にも多大な負担を押し付け、若者から希望を奪う政治は許すことはできない。財務省は、財政制度等審議会に、国からの運営費交付金に依存する割合と自己収入割合を同じ割合とするとして国立大学への国の支出を大幅に削減し、残りは大学が自己収入を増やして賄うという方針を提案した(二〇一五年十月)。国立大学の自己収入の主力は、学生から集める学費である。この計画を仮に授業料値上げだけで穴埋めすると、毎年二万五千円、十五年後には現在の約五十三万円から四十万円増の九十三万円になる(政府試算)。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、「学費を連続値上げする政府方針」を撤回すること。

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