請願

 

第190回国会 請願の要旨

新件番号 230 件名 お金の心配がない保険で良い歯科医療の実現に関する請願
要旨  働く人の三分の一が非正規雇用という今日、歯科医院の五割で経済的理由による受診の中断・中止が起きている。全国保険医団体連合会が実施した「歯科医療に関する一万人市民アンケート」では、九割以上が「歯は全身の健康にとって大切」と回答しているにもかかわらず、四割弱の市民は治療せず放置している。高い窓口負担に加え保険の利かない歯科治療が患者の歯科受診を妨げる要因である。歯科治療、口腔(こうくう)ケアなどに努めて「八〇二〇」(八十歳で自分の歯が二十本残っている)を達成した人は、食べ物が良くかめ、栄養も摂取しやすくなる。その結果、病気になっても全体の医療費が少なくて済むという報告が多数あるように口腔の健康は非常に大切である。東日本大震災でも口腔ケアの役割が重視されたのは、阪神・淡路大震災の経験から高齢被災者への口腔ケアが誤嚥(ごえん)性肺炎の予防に効果があると指摘されているためである。いつでもどこでも誰もがお金の心配をせず保険で良い歯科医療を実現することは、患者、国民、歯科医療担当者の共通の願いである。
 ついては、国の歯科医療予算を増やし、次の事項について実現を図られたい。

一、安心して歯科医療が受けられるよう、窓口負担を大幅に軽減すること。
二、健康保険で歯科治療が受けられるよう、保険の利く範囲を広げること。

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