請願

 

第189回国会 請願の要旨

新件番号 3626 件名 集団的自衛権行使容認の閣議決定を撤回し、戦争参加を進めるあらゆる立法と政策措置を行わないことに関する請願
要旨  どのような理由があっても戦争には反対であり、他国との紛争は外交で解決すべきである。二〇一四年七月の集団的自衛権行使容認の閣議決定は、他国との戦争で日本人が殺し殺されること、日本が他国の攻撃の対象になることを意味する。このような集団的自衛権の行使を認めることはできない。この決定は日本国憲法を骨抜きにし、このままでは、憲法に基づき敗戦後の日本が培ってきた国の形を根本的に変えることになる。一九八一年五月に、国会は「憲法第九条の下では、集団的自衛権の行使は禁止されている」との政府の統一見解を確認し、この国是を基礎にそれ以降の全ての防衛・安全保障関連法を審議してきた。この経緯からも、閣議決定のみで憲法の解釈を自由に変えることは許されず、立憲主義に反する行為である。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、集団的自衛権行使容認の「閣議決定」を撤回すること。
二、戦争参加を進めるあらゆる立法と政策措置を行わないこと。

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