請願

 

第189回国会 請願の要旨

新件番号 3126 件名 安全保障関連法案の廃案を求めることに関する請願
要旨  現在審議中の安保法案は、日本が戦争に加担する可能性があることから、これに強く反対する。戦争によって動物園の動物が疲弊し餓死し処分された事実は重く、子供たちが動物園の動物と過ごせる幸せを奪ってはならない。また、戦争によって野生の動物の生息地が破壊されてしまうことも非常に憂慮すべきことである。動物園は互いに協力し合って絶滅の危機から野生動物を救い野生に復帰させる試みを続けてきており、その努力を踏みにじるものである。そして、戦場に赴き傷付くのが今の子供たちである。動物園が平和や自然保護の象徴であり続けるために、子供たちや動物の命を守るために、安保法案に強く反対する。安保法案が成立すれば、これまで日本が平和国家として築いてきた国際的な信頼が揺らぐだけではない。憲法前文は、子供たちのために、他国と協力し、人権を尊重し、戦争を放棄する、主権は国民にあるという誓いである。安保法案並びに国民の反対意見に耳を貸さずに強行に法案を決める進め方は、この誓いと全く相入れないものである。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、安全保障関連法案を廃案にすること。
二、主権者である国民の意見に真摯に耳を傾け、十分に議論を深めること。
三、立憲主義、民主主義、平和主義を遵守すること。

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