請願

 

第189回国会 請願の要旨

新件番号 2445 件名 日本を海外で戦争する国に変える戦争立法反対に関する請願
要旨  安倍政権は、海外で戦争する国づくりを目指し、二〇一四年七月、憲法解釈による集団的自衛権行使容認の閣議決定を行い、その具体化として戦争立法の企てを進めている。それは、(一)米国が世界のどこであっても戦争を始めた場合に自衛隊が戦闘地域にまで行って軍事支援を行う(二)日本に対する武力攻撃がなくても、時の政権の判断で集団的自衛権を発動して米国の先制攻撃の戦争にも参戦するなどを内容としている。この閣議決定も戦争立法も、日本が武力攻撃を受けていなくても自衛隊を殺し殺される戦闘行為に向かわせるもので、憲法第九条に違反することは明らかである。憲法を変えないまま憲法の解釈を変更して平和憲法を破壊することは立憲主義の否定につながる。子供も若者も戦場に送らない、そして戦争のない平和なアジア・世界を実現するために戦争立法の企てに反対する。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、憲法第九条の破壊につながる立法措置である「戦争立法」を行わないこと。
二、集団的自衛権行使容認の「閣議決定」を撤回し、憲法第九条を守り、いかすこと。

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