請願

 

第189回国会 請願の要旨

新件番号 1729 件名 核兵器全面禁止に関する請願
要旨  一九四五年八月、広島と長崎に落とされた原爆は、一瞬のうちに二つの街を廃墟(はいきょ)に変え、二十一万人の命を奪い、今なお約二十万人の被爆者が苦しんでいる。この悲劇をいかなる地にも繰り返してはならない。今、核兵器の廃絶を求める声は世界に広がり、多くの国で市民が行動し、政府がその実現を支持している。ヒロシマ・ナガサキを繰り返させない最も確かな保証は、核兵器を全面的に禁止し、廃絶することである。二〇一〇年五月の核不拡散条約(NPT)再検討会議では、核保有国を含む百八十九の国々が核兵器のない世界の平和と安全を達成することを決めた。今が、それを実行に移すときである。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、全ての国の政府に、速やかに核兵器禁止条約の交渉を開始するよう呼び掛けること。

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