請願

 

第189回国会 請願の要旨

新件番号 1350 件名 原発事故の完全賠償の実現に関する請願
要旨  東京電力福島第一原発事故は、収束の見通しが立っていない。多くの人がふるさとを追われ、家族や地域共同体が分断されたまま応急仮設住宅などでの避難生活を強いられている。被災地にとどまる人からは、被ばくに関する悩みや健康に関する不安を語ることもできないという不安な心情も伝わってくる。現在、福島や周辺地域においては、放射能の影響に関する新たな安全神話が押し付けられ、たとえ健康の異変が生じても不安やストレスのせいにされてしまうといった状況になっている。予防原則に基づき追加被ばくを回避するための具体的な政策や長引く原発事故の影響を踏まえた抜本的な対策が必要である。取り分け緊急性が高いのは、住宅、健康、保養、賠償である。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、完全な損害賠償の実現及びADRの和解案受入れを義務化すること。

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