請願

 

第189回国会 請願の要旨

新件番号 1031 件名 戦争ができる国にしないため、安保法制関連法案を廃案にすることに関する請願
要旨  安倍政権は、二〇一四年七月、多くの国民が反対する中で集団的自衛権行使を容認する閣議決定をし、今通常国会で閣議決定に関連する安保法制の改正を行おうとしている。自衛隊の海外派兵を政府の判断で可能とすることや海外での武器使用基準の緩和などがその内容である。また、日米ガイドラインの見直し協議では、これまで後方地域、非戦闘地域に限定していた活動の範囲について地理的制約を撤廃し、米国の戦争に世界中で参加できるように改定した。安倍首相の言う積極的平和主義は、米軍と一体となって戦争に参加できる国づくりを狙うもので、日本国憲法が求める恒久平和主義とは相入れない。日本国憲法の根幹である個人の尊厳を軽視し、さらに憲法改正によって基本的人権を制限し、貧困や差別が助長され、戦争ができる国に変貌させることは、憲法の理念を真っ向から否定するものであり、断じて容認できない。世界に誇る憲法を改悪せず、日本を戦争ができる国にしないよう強く求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、戦争ができる国にしないため、安保法制関連法案を廃案にすること。

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