請願

 

第189回国会 請願の要旨

新件番号 982 件名 社会保障の拡充に関する請願
要旨  TPPは、大企業のための経済ルールを何よりも優先させるもので、国の主権も奪われることになり、少なくとも国民のための協定ではない。TPP参加になると、混合診療の導入により実質国民皆保険制度が崩壊し、労働者を守るための国内法規が撤廃される危惧がある。生活と仕事に大きな影響を与えるTPPの参加には反対である。消費税増税は、国民生活と業者の営業を直撃し、復興事業や被災地にも大きな影響があり、増税中止を求める。また、国民共通番号制度の導入と維持・管理には巨額の税金が必要であり、セキュリティー問題もあることから導入すべきではない。政府が進めている社会保障制度改革は、自分のことは自分で守る自助、そして家族、親族等の助け合いの共助を全面に出し、国による責任を縮小し、公助を後退させるものである。国民の負担増による改革には断固反対である。
 ついては、生活を守るため、次の事項について実現を図られたい。

一、混合診療を導入せず、国民皆保険制度を守ること。
二、介護保険制度・医療保険制度の拡充を公的負担で行うこと。
三、医療保険一元化に反対し国庫補助増額で国保組合の育成強化を行うこと。

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