請願

 

第189回国会 請願の要旨

新件番号 810 件名 秘密保護法の撤廃を求めることに関する請願
要旨  安倍内閣は、国民世論を踏みにじり、秘密保護法を強引に成立させた。政府は、この法律によって、自らの判断でどんな行政情報も恣意的に特定秘密に指定し永久に国民に隠し続けることができる。また、秘密と知らずに秘密に近づいても国民や報道機関が厳しく処罰される。国会の国政調査権や議員の質問権も侵害され、国民の知る権利が奪われる。第三者機関をつくっても法律の危険性は何ら変わらない。そして、建築とまちづくりに携わる者にとっても、基地や原発に関することはもちろん地域情報や地形、地質の技術的基礎データも秘密とされかねないため、仕事を進める上で大きな障害になる。しかも安倍内閣は、この法案を国会に提出後、僅か一か月余りで質疑を突然打ち切って強行採決するという議会制民主主義を破壊する暴挙を行ったのである。このようなやり方一つをとっても法律として認めるわけにはいかない。秘密保護法は、平和主義、国民主権、基本的人権を守るという日本国憲法をじゅうりんする違憲立法であり、撤廃すべきものである。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、秘密保護法を撤廃すること。

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