請願

 

第189回国会 請願の要旨

新件番号 393 件名 社会保障費削減をやめ、保育、医療、介護、年金などの拡充に関する請願
要旨  政府が「消費税増税は社会保障のため」と繰り返し宣伝してきたことは、全くのごまかしである。年金や生活保護費は切下げが続き、医療・介護は大改悪され、非正規雇用も増大し、国民の生活は限界になっている。安倍政権は、社会保障は自然増も含め聖域なく見直し、徹底的に効率化するとして、社会保障費を削減し、保育、医療、介護、年金制度を根本から壊す構造改革路線を更に押し進めようとしている。
 ついては、国民の生存権と国の社会保障的義務を定めた憲法第二十五条の実現を求め、次の事項について実現を図られたい。

一、社会保障費削減計画を中止し、拡充すること。
二、保育室・保育士資格等の規制緩和をやめ、公的認可保育所を大幅に増やし、待機児解消と安心安全な保育を保障すること。
三、子供医療費無料の国の制度をつくること。
四、大幅な病床削減や負担増による患者追い出しをやめること。
五、国保料(税)を引き下げること。七十~七十四歳の窓口負担二割を中止すること。後期高齢者医療制度を廃止すること。
六、介護保険「要支援者」の家事援助・デイサービス切捨て、利用料二割負担導入を中止すること。特養ホームの入所基準制限(要介護三以上)をやめ、希望者が入れるよう大幅に増設すること。
七、生活保護基準の引下げを中止し、制度改悪をやめること。
八、年金給付削減を中止し、保険料の引上げや支給開始年齢の先延ばしをしないこと。
九、障害者権利条約の批准国にふさわしい、年齢による切れ目のない総合的な障害者福祉・医療制度にすること。

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