請願

 

第189回国会 請願の要旨

新件番号 87 件名 地域の景気回復に向けた中小業者への直接支援・助成に関する請願
要旨  中小企業・小規模事業者は、アベノミクスの恩恵どころか円安・資材高騰で苦しみ、転嫁できない消費税や社会保険料の負担にあえいでいる。長期の不況・デフレの中、経営体力も衰え、存続さえ危ぶまれている。世界に誇る日本のものづくりの継承、地域経済の崩壊を食い止める上でも支援は待ったなしである。こうした中で、二〇一四年四月からの消費税だけでも八兆円という史上空前の負担増により、日本経済は再び不況のどん底に転落し、国民生活も中小企業経営も破綻に追い込まれることは明らかである。ばらまきや税収の落ち込みで国家財政も危機を免れない。しかも、今回の税率引上げは、一〇%、更に際限のない増税への入口となる。今、景気回復へ必要なことは消費購買力を高めるとともに地域の経済を活性化させ内需主導に転換することであり、そのためにも消費税増税は中止する必要がある。大企業を応援するのではなく、最低賃金引上げを可能にする中小業者への賃金助成や再生可能エネルギー開発を通じた仕事起こしなどによって、経済の主役である中小企業・小規模事業者への支援こそが求められている。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、地域の景気回復に向け、中小業者への直接支援・助成を強めること。

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