請願

 

第187回国会 請願の要旨

新件番号 441 件名 原発からの撤退・自然エネルギーの本格的普及に関する請願
要旨  福島第一原子力発電所の事故は、原発の危険性を国民の前に事実をもって明らかにした。現在の原発の技術は本質的に未完成で極めて危険なものである。原発はばくだいな放射性物質(死の灰)を抱えているが、それをどんな事態が起きても閉じ込めておく完全な技術は存在しない。一たび大量の放射性物質が放出されれば、被害は深刻かつ広範囲で、将来にわたっても影響を及ぼす。そうした原発を世界有数の地震・津波国である我が国に集中的に建設することは危険なことであり、日本に立地している原発で大地震・津波に見舞われる可能性がないと断言できるものはない。歴代政府が安全神話にしがみつき繰り返しの警告を無視して安全対策を取らなかったことが、どんなに深刻な結果をもたらすかも明瞭となった。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、日本政府が原発からの撤退を決断し、原発をゼロにする期限を決めたプログラムを作ること。
二、日本政府が再生可能な自然エネルギーの本格的導入に取り組むこと。

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