請願

 

第187回国会 請願の要旨

新件番号 299 件名 憲法第九条を守り、いかすことに関する請願
要旨  安倍内閣は、二〇一四年七月一日、多くの人々の反対の声を押し切って、集団的自衛権の行使を容認する新たな憲法解釈を強行する閣議決定を行った。これは、立憲主義に反して憲法第九条を破壊し、日本を戦争する国に変える暴挙である。多くの世論調査が示すように、解釈改憲反対、集団的自衛権行使反対、第九条改憲反対は社会の大多数を占めている。この度の閣議決定は、この大多数の声を踏みにじったものである。日本国憲法は、過去の悲惨な侵略戦争と軍国主義の政治を反省し、平和と民主主義を願う人々の切実な声を基礎にして生まれた。特に憲法第九条は、「武力による威嚇又は武力の行使の放棄」「戦力不保持」「交戦権否認」を定め、国内でも世界でも多くの人々の支持を集めている。憲法第九条を破壊する集団的自衛権の行使を容認する解釈改憲を絶対に認めることはできない。また、明文改憲に反対し、平和憲法を守り、いかすことを強く求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、日本国憲法第九条を守り、いかすこと。

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