請願

 

第187回国会 請願の要旨

新件番号 144 件名 集団的自衛権の行使容認の閣議決定に反対し、憲法第九条をいかす外交を求めることに関する請願
要旨  日本国憲法は戦争への深い反省から平和と民主主義の願いを込めて作られ、戦争をしない、戦力を持たないことを定めた第九条は戦争のない社会を目指す人類的価値を持っており、世界に誇る日本の宝である。しかし、多くの反対・懸念を無視して、日本への武力攻撃がなくてもアメリカと共に海外で武力行使できるという閣議決定が強行された。これは、戦後六十九年間、戦争で殺し殺されることのなかった日本の歴史を汚し世界の信頼を損ねるもので、断じて認めることはできない。憲法は、憲法の条規に反する一切の法律・行為の無効(第九十八条)を宣言しており、この閣議決定の速やかな撤回を求める。伝えられる法整備の準備も即時中止するよう求める。日本が憲法の平和原則=憲法第九条をいかす粘り強い平和外交を積極的に展開し、世界平和に貢献することを求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、「集団的自衛権の行使容認」の閣議決定を撤回し、関連立法も行わないこと。
二、憲法第九条をいかす平和外交を積極的に進めること。

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