請願

 

第185回国会 請願の要旨

新件番号 762 件名 要支援者サービス切捨てと利用者負担引上げ中止、安心できる介護に関する請願
要旨  政府の進める社会保障改革と介護保険見直しに多くの国民は不安を持っている。百五十万人に及ぶ要支援者のサービスを介護保険から切り離し、現在一割負担の利用料を一定の所得があれば二割に引き上げるなど、介護サービス利用者の切捨てと負担増をもたらす大改悪である。要支援者サービス保険給付から、市町村事業に移行するとしているが、人員基準もなく財源も不十分でNPO・ボランティアなどに担わせるという無責任で安上がりな内容である。これでは高齢者の生活を支えることはできない。要支援の高齢者はヘルパーやデイサービスなど僅かなサービス利用で生活を維持している。サービス切捨てはこの頼みの綱を斬って落とすことになる。さらに、二割負担化はサービス利用者を経済的に更に追い詰めることになる。今回の介護保険改悪を中止するよう強く求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、要支援者の介護保険外しを行わず、引き続き保険給付の対象とすること。
二、利用者負担割合の引上げを行わず、低所得者の利用料を軽減すること。
三、施設入所者の食費・部屋代補助(補足給付)の改悪をやめること。
四、特別養護老人ホームからの軽度者追い出しを行わないこと。

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