請願

 

第185回国会 請願の要旨

新件番号 183 件名 脳脊髄液減少症の平成二十六年度保険適用に関する請願
要旨  脳脊髄液減少症とは、交通事故、スポーツ事故、転倒、出産等がきっかけで、脳脊髄液が漏れてしまう病気で、様々な症状が患者を苦しめている。主な症状は、頭痛、めまい、しびれ、痛み、倦怠(けんたい)感、動悸(どうき)、意欲低下、顔面痛、自律神経失調、胃腸障害等、様々である。平成二十四年五月より脳脊髄液漏出症という病名については、先進医療に認められ、大きな前進となった。しかし、脳脊髄液漏出症は脳脊髄液減少症の中の一つの病名であり、診断基準をそのまま保険適用すれば、対象になるのは患者の一〇~二〇%という専門家もいる。病気と認められないゆえに、患者や患者の家族が置かれている現状は一刻の猶予もない。脳脊髄液減少症による保険適用を認めることが、患者救済への第一歩であり、国としての責務である。
 ついては、脳脊髄液減少症に苦しむ全ての患者救済のため、次の事項について実現を図られたい。

一、平成二十六年度の診療報酬改定で脳脊髄液減少症を保険適用すること。

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