請願

 

第185回国会 請願の要旨

新件番号 100 件名 保険料・利用料を引き下げ、安心できる介護制度を実現することに関する請願
要旨  介護保険制度が始まって十三年、六十五歳以上から強制的に徴収している保険料は、三年ごとの改定でどんどん上がり、今や制度スタート時の一・五倍にもなっている。その一方で、特別養護老人ホームなどの建設は進まず、相変わらず介護の負担が家族にのしかかっている。介護の現場で働こうという人はたくさんいるが、余りの低賃金・ひどい労働条件の下で職場を離れざるを得ない状況もある。そうした中で、今政府が実施しようとしているのは、より高齢者の負担を増やす一方で、より使えない制度にすることでしかない。
 ついては、高齢者と家族がお金の心配なく、どこでも誰もが安心して利用できる介護制度を実現するため、次の事項について実現を図られたい。

一、国の責任で介護保険料を下げて、払える能力に応じた保険料にすること。
二、特別養護老人ホームなどの施設整備を急いで進めること。
三、「軽」介護者を保険から外したり、生活を支えるサービスを削らないこと。
四、「利用料二倍」「ケアプラン有料化」などの負担増は止めて、利用料を下げること。
五、介護現場で働く職員が生き生きと働き続けられるよう、国の責任で賃金・労働条件の抜本的な改善を進めること。

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