請願

 

第183回国会 請願の要旨

新件番号 405 件名 思いやり予算の削減・廃止に関する請願
要旨  民主党政権(当時)は二〇一一年度から、それまで三年間であった思いやり予算特別協定を五年間に延長して、それまでの水準を維持し五年間で一兆円近い米軍支援費を出し続けることとした。思いやり予算は、日米地位協定でも負担義務はなく、ベトナム戦争でのアメリカの財政難を理由に始められたもので、一九七八年以来三十四年間で六兆円を超える額に達した。これは世界でも例を見ないもので、世界各国が支払う米軍駐留費総額の半分以上を日本が負担するという異常なものであり、東日本大震災と東電福島原発事故の被災者への支援や復興のために巨額の財源が求められている中で、真っ先に見直すべきものである。また、世界で侵略戦争を行うアメリカ軍のために、支出義務のない費用に国民の税金を使い続けることは、憲法の理念に反するものである。思いやり予算を削減・廃止して、震災・原発復興を始めとする国民生活に回すことを求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、「思いやり予算」を削減し、廃止すること。

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