請願

 

第183回国会 請願の要旨

新件番号 312 件名 安心・安全の医療・介護実現のための夜勤改善・大幅増員に関する請願
要旨  厚生労働省は二〇一一年六月、医政局長、労働基準局長、職業安定局長、雇用均等・児童家庭局長、保険局長の五局長連名で「看護師等の「雇用の質」の向上のための取組について」の通知を発出し、その中で「看護師等の勤務環境の改善なくして、持続可能な医療提供体制や医療安全の確保は望めない。夜勤交代制労働者の勤務環境改善は喫緊の課題」としている。全国各地で大問題となっている医療崩壊・介護崩壊の現状は、東日本大震災で改めて明らかになり、医師・看護師・介護職員など医療・福祉労働者の深刻な人手不足が浮き彫りになった。医療崩壊・介護崩壊を食い止め、安全・安心の医療・介護を実現するためには看護師など夜勤・交替制労働者の夜勤改善・大幅増員など、働き続けられる労働環境改善が不可欠である。厚生労働省の五局長通知を実効あるものにするためにも、国民(患者・利用者)負担を減らすとともに医療・社会保障予算を先進国並みに増やし、持続可能な医療提供体制、安全・安心の医療・介護を実現することを求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、看護師など夜勤交替制労働者の労働時間を一日八時間、週三十二時間以内、勤務間隔十二時間以上とし、労働環境を改善すること。
二、医師・看護師・介護職員などを大幅に増やすこと。

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