請願

 

第183回国会 請願の要旨

新件番号 18 件名 紀伊半島にも日本のどこにも原発のない社会の実現に関する請願
要旨  東京電力福島第一原子力発電所の事故によって、海も大気も大地も放射能で汚染され、多くの住民が避難を余儀なくされ大変な生活を強いられている。原発の危険性が次々と明らかになり、放射能汚染の不安が広がっている。現在の原発の技術は未完成であり、使用済核燃料を始末する方法も全く確立しておらず、その危険性がなくなるまでには数万年も掛かる。地震多発地域に原発を造っているのは日本だけであり、原発事故を繰り返すなら、国全体が壊滅的打撃を受ける危険がある。ドイツ・イタリアでは、日本の原発事故から教訓を得て、原発推進政策をやめる決断をした。事故当事国の日本こそ、安全な未来を子孫に残すため、原発廃止に向けて政治のかじを切り、同時に再生可能な自然エネルギーの本格的導入を進めるべきである。かつて紀伊半島にも原子力発電所を二か所造る計画があったが、粘り強い運動で止めたことが、今多くの県民から感謝されている。今後、紀伊半島にも全国のどこにも原発は要らない。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、原子力発電所の新規計画を中止し、今ある原子力発電所は期限を決めて、計画的に廃炉にすること。
二、省エネと自然エネルギーを中心にしたエネルギー政策を早急に始めること。

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