請願

 

第180回国会 請願の要旨

新件番号 2320 件名 消費税の増税に反対、食料品他の生活必需品に消費税を課税しないことに関する請願
要旨  消費税は一九八九年に福祉のためと導入されたが、その後、医療制度、年金制度など社会保障制度は後退を続けている。消費税は、収入のいかんにかかわらず負担しなければならない税金であり、所得の低い人ほど負担割合の高い不公平な税金である。一九九九年に導入した恒久的減税三点セット(法人税の減税、高額所得者の減税、所得税・住民税の定率減税)のうち、定率減税のみを二○○七年に廃止し、法人税や高額所得者の減税はそのままで、庶民にだけ負担を押し付けている。今、格差と貧困が深刻な問題となっており、消費税や国民に負担を押し付ける税制改革は格差と貧困を生み出す仕組みそのものである。「生活費に税金は掛けない」「大企業や高額所得者などは、負担能力に応じて税金を払ってもらう」などの税金の原点に戻ることが必要である。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、消費税を増税しないこと。
二、食料品他の生活必需品に消費税を課税しないこと。

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