請願

 

第180回国会 請願の要旨

新件番号 2210 件名 消費税増税など一体改革関連法案の廃案に関する請願
要旨  政府は六月二十六日、消費税を一〇%に引き上げ、社会保障改悪を国民に押し付ける「社会保障と税の一体改革」関連法案を衆議院本会議で可決させ、参議院に送った。国民の多くが増税反対の意思を示している中、民主・自民・公明三党の密室談合で決めた修正法案を僅かな審議で採決を強行することは、民意を否定し、議会制民主主義を踏みにじる行為である。政府・民主党は、社会保障を消費税増税の口実にしてきたが、三党合意の修正法案はその言い訳さえ投げ捨て、増税だけを先行させたものである。また、「社会保障制度改革推進法案」は、社会保障を憲法第二十五条に基づく生存権保障から、国民の相互扶助へ変質させるもので、全くの新法である。国民の暮らしは困難を極めており、消費税増税と社会保障改悪が進めば、国民の困窮に拍車が掛かり、景気が冷え込み、日本経済が悪化することは明白で、財政再建をも遠ざけるものである。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、消費税の増税など「一体改革」関連法案を廃案にすること。

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