請願

 

第180回国会 請願の要旨

新件番号 2159 件名 災害派遣等従事車両証明書の発行に関する請願
要旨  震災から一年以上が経(た)ち、復興の兆しはあるものの、被災地では、ボランティアを必要としている地域や被災者が大勢いる。平成二十四年三月末日をもって災害派遣等従事車両証明書の適用が、ボランティア全般ではなく、瓦礫(がれき)撤去作業のみに発行されることになり、仮設住宅や商店街、漁業支援や農業支援といった直接被災者と触れ合うボランティアが激減している。処理の遅れている瓦礫撤去作業も大事であるが、人と人のつながりのあるボランティアは、被災者に一番必要とされている。また、発行期間を約三か月間隔で延長するのでは、継続した支援計画を立てることができず、発行期間終了間近になると延長のための署名を集めるなど、落ち着いてボランティア活動に専念できない。千年に一度の未曽有の震災であれば、最低三年間は継続して災害派遣等従事車両証明書を発行するよう求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、災害派遣等従事車両証明書の適用を瓦礫処理のみではなく、ボランティア活動全般に適用すること。
二、災害派遣等従事車両証明書の発行を平成二十六年三月三十一日までとすること。

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