請願

 

第180回国会 請願の要旨

新件番号 391 件名 発達障害者手帳の制定に関する請願
要旨  我が国の発達障害者の置かれる現状では、発達障害者が障害手帳を取得する場合、療育手帳、若しくは精神障害者保健福祉手帳を取得することとなっている。知的障害が認められる発達障害者には療育手帳、知的障害が認められずに二次障害を発した発達障害者には精神障害者保健福祉手帳が適用されている。現行制度では、発達障害そのものに発給される手帳は存在しておらず、発達障害者手帳が存在しない状況では、発達障害者が適切な支援を受けること、発達障害という障害自体に理解を広め深めることに支障を来している。発達障害者手帳を制度化することにより、発達障害者の社会活動、地域での生活、学業や職業の場での理解や支援に具体性が持たれ、発達障害者の活躍できる場が開かれ広がることに期待が持てるようになる。障害は病気ではないため、決して治ることはない。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、発達障害者が暮らしやすい社会を実現するために、発達障害者手帳を制度化すること。

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