新件番号 | 271 | 件名 | 高齢者が安心して受けられる介護保険制度の実現に関する請願 |
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要旨 | 介護保険が始まって十年がたった。介護の社会化を目指してスタートした制度であるが、介護保険料に続き、後期高齢者医療制度保険料や住民税までが年金からの天引きとなり、高齢者の生活を苦しめている。介護サービスを受けようと思っても、「利用料が高くて払えない」「実態に合わない介護認定によって、必要なサービスが受けられない」「施設がなくて行き場がない」という問題もある。現場で頑張っている職員は、やりがいはあっても生活できる賃金・労働条件にはない。高齢者の負担を軽減し、誰もが必要な介護サービスを受けられる制度へ改善していくこと、介護を担う職員がいつまでも働き続けられる労働条件の整備が急がれている。 ついては、次の事項について実現を図られたい。 一、国庫負担を大幅に増やし、保険料・利用料を軽減すること。 二、サービスを制限することなく、必要な介護を受けられる制度にすること。 三、特別養護老人ホームなどの施設を整備して、早急に入所待機者を解消すること。介護療養病床は廃止しないこと。 四、介護で働く人たちの賃金・労働条件を改善し、働き続けられる職場にすること。 |