請願

 

第180回国会 請願の要旨

新件番号 96 件名 消費税の増税反対、公正な税制実現に関する請願
要旨  暮らしは、収入が減り続け、医療・年金・介護などの負担が増えて、苦しくなるばかりである。消費税は、「社会保障のため」「国の財政再建のため」などを理由に導入され、増税されてきたが、医療や年金などの社会保障は悪くなるばかりで、国の財政赤字は膨らみ続けている。消費税はそもそも、所得の低い人ほど負担が重い「暮らし破壊税」で、社会保障財源としては、最もふさわしくない。社会保障財源を確保し、国の財政を再建するためには、下げ過ぎた法人税や所得税の最高税率を元に戻すなど、税金の集め方を改革し、ばくだいな予算をつぎ込む大型開発の浪費を是正するなど税金の使い道を改善することこそ求められている。同時に、雇用や取引ルールの確立、農林水産業の再生など、国民が豊かになったと実感できる政治を実現することで、税収増を図ることが必要である。消費税が増税されれば、国民の消費は落ち込み、地域経済は壊滅的打撃を受ける。
 ついては、国民の暮らしや家計、地域経済を守るため、次の事項について実現を図られたい。

一、消費税の増税はやめること。
二、緊急に食料品など、生活必需品に消費税を掛けないこと。
三、法人税の引下げを行わず、租税特別措置法の税額控除や特別償却など、大企業に有利になっている措置を廃止すること。
四、大資産家の所得税の最高税率を元に戻し、証券優遇税制を廃止すること。

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