請願

 

第179回国会 請願の要旨

新件番号 594 件名 患者・利用者負担を大幅に軽減し、いつでも安心して受けられる医療・介護の実現に関する請願
要旨  働く人の三分の一が非正規雇用という状況の下で、医科・歯科医療機関の四割で経済的理由による受診中断・中止が起きている。先進国では医療の窓口負担は無料が当たり前であり、日本も無料を目指して、窓口負担の引下げをすべきである。高額な国民健康保険料(税)が払えないために、無保険状態に追い込まれる事例が増加している。後期高齢者医療制度では、厚生労働省が見直し案を発表したものの、年齢で区切る仕組みや高齢者の保険料が際限なく上がるなど、今の制度を引き継ぐものとなっている。介護保険については、介護保険給付の削減や保険料・利用料の引上げなどが検討されている。誰もが安心して受けられる医療・介護保険制度にするために、国の財政構造を抜本的に見直して、社会保障費の拡大をするべきである。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、患者の医療費窓口負担を大幅に軽減すること。
二、高齢者を差別する後期高齢者医療制度は直ちに廃止し、高齢者が安心して医療が受けられる制度にすること。
三、高過ぎる国保保険料(税)を引き下げること。国保や後期高齢者医療制度の保険料を払えない人から、保険証を取り上げないこと。
四、家事援助や軽度要介護者の給付削減や利用料の引上げをやめ、必要な介護サービスを安心して受けられる介護保険制度にすること。

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