請願

 

第179回国会 請願の要旨

新件番号 453 件名 原発事故によるあらゆる被害の完全補償、原状復帰に関する請願
要旨  福島原発事故は、原発の危険性を次々明らかにしており、一たび事故を起こせば、人類は原発と共存できないことが明らかになった。政府の原子力委員会は九月、原子力政策について募集した国民の意見の集計結果を発表したが、原子力発電を廃止すべきとする意見が全体の九八%を占め、福島原発事故以降、原発ゼロを求める世論と運動の反映と考えられる。また、全国各地で原発ゼロを目指す集会が無数に開催されている。しかし政府・財界、電力会社は、原発廃止が電力不足を招くとともに、企業の海外進出を加速すると国民に脅しを掛けてきている。また、津波対策を講じることで原発の安全は確保できるとの新たな安全神話を振りまき、休止中の原発の再稼働や計画中の新たな原発建設を強行しようとしており、このような動きは容認できない。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、原発事故によるあらゆる被害を完全に補償し原状復帰すること。

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