請願

 

第179回国会 請願の要旨

新件番号 350 件名 原発からの速やかな撤退、原発ゼロのプログラムを作ることに関する請願
要旨  東京電力福島第一原子力発電所の事故によって、多くの住民が避難を余儀なくされ、日常の暮らしも学びも仕事も奪われ、子育て中の親たちを始め、放射能汚染への不安が広がっている。福島原発事故は、原発の危険性を次々明らかにしており、一たび事故を起こせば、今の技術で安全性を保つことはできない。また、使用済核燃料を処理する方法も全くなく、その危険性がなくなるまで、数万年も掛かる。世界でも有数の地震・津波大国の日本では、今後どこでも大地震が起こる可能性が指摘されており、日本列島に、北海道から九州まで五四基もの原発があること自体が異常である。原発事故を繰り返すなら、国全体が壊滅的な打撃を受けることは明らかである。ヨーロッパでは、原発撤退の流れが加速しており、事故当事国の日本こそ、安全な未来を次世代に残すため、政府は原発からの撤退を決断し、持続可能な自然エネルギーの本格的導入に取り組むべきである。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、政府は、原発からの期限を決めた撤退、原発ゼロのプログラムを作ること。

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