請願

 

第179回国会 請願の要旨

新件番号 231 件名 消費税の増税反対、緊急に暮らしにかかる消費税を減税することに関する請願
要旨  暮らしは、収入が落ち込み、医療・年金・介護などの負担が増えて苦しくなるばかりである。消費税は、導入時から現在まで「社会保障のため」「国の財政が大変」などが増税の理由とされたが、消費税実施後の二一年間は医療や年金などの社会保障が改悪され、国の財政赤字は膨らみ続けた。社会保障財源を確保するには、不公平税制を正して無駄遣いをやめ、税金の取り方・使い道を福祉と国民の暮らし優先に変えるべきである。消費税が増税されれば、国民の消費が落ち込み、地域経済は一層悪化してしまう。消費税は大金持ちには負担が軽く、所得の低い人ほど重くなる、最悪の逆進的な税制である。増税が貧困と格差を一層ひどくすることは明らかである。二〇〇九年度税制改正法では附則第百四条で「二〇一一年度までに消費税を含む抜本改革の法的措置を講じる」とされたが、附則第百四条を廃止することが必要である。
 ついては、国民の暮らしや家計を守るため、次の事項について実現を図られたい。

一、消費税の増税は、やめること。
二、緊急に食料品など暮らしにかかる消費税を減税すること。

一覧に戻る